後部座席のヘッドレストが無ければ、車検に通らない?
7人乗りや8人乗りの3列シートのミニバンなどでは、色々なバリエーションで”シートアレンジ”が
楽しめますよね。
3列目シートを跳ね上げてたり(格納出来るタイプもあります)2列目シートをスライドさせたり様々です。
最初は、このシートアレンジの操作に頭を悩ます方もいらっしゃると思いますが、
1度シートアレンジを行うとほぼ、決まったシートの使い方で皆さん車を使っているかと思います。
そこで、気になるのが「3列目シートのヘッドレスト」です。
車種によっては、シートの格納や跳ね上げの際に、このヘッドレストを外さないと上手く操作出来ないタイプ
もあるようです。
その他、リアのヘッドレストがある影響で、運転中に後方の視界が狭くなってしまう場合もあります。
そんな理由で、普段からリアヘッドレストを外した状態で運転している方もいらっしゃると思います。
ではでは、このリアヘッドレストが付いていない車は、車検に通らないのか? というと・・・・
「大丈夫です、車検通ります。」
道路運送車両の保安基準 第22条「頭部後傾抑止装置等」によって、運転席と助手席のヘッドレストの着用が
義務づけられています。
ヘッドレストは、平成24年6月30日より前の製造車は「運転席のみ」、平成24年7月1日以降は「運転席・
助手席のみ」という保安基準が細かく定められています。
ということで、後部座席のヘッドレストは無くても車検に通ります。
でも、ヘッドレストは、運転中に頭部に接することはありませんが、車に衝撃が起きた時に頸椎の衝撃を抑え
る効果がありますので、出来る限り付けておいた方がいいでしょう。
もし、紛失してしまった場合は新品でなくても中古品が「ヤフオク」や「メルカリ」でも出品されていますの
でチェックしてみて下さい。
あと、ヘッドレストに「モニター画面」が埋め込まれているタイプがあります。
まるで、飛行機の座席の様で「自分専用のモニター」って感じです。
残念ながらこのようなタイプは、車検に通りませんので気おつけた方がいいと思います。
それでは、また次回です。