トヨタの「かっこいい、スポーツカー」 ”スープラ”が来年2026年幕”
みなさん、こんにちは。
突然ですが、”みなさんにとって、かっこいい憧れの国産スポーツカー”ってどんな車種ですか?
”スカイライン” RX7” ”ユーノスロードスター” ”WRX”・・・
そりゃあ、数えたら切りがないですよね。
今回のタイトルの通り”スープラ”引退のお話です。

まず、ご存知の方もいらっしゃると思いますがトヨタを代表するスポーツカー「スープラ」についてザっと、
おさらいしておきましょうね。
まず、スープラ(Supra) という名前は、1978年に セリカ・スープラ(日本国内ではセリカXX)として
登場して、名称としてはスポーツカーの象徴的存在となりました。


そして、第四世代(A80)では 2JZ-GTE など極めて高いチューニングポテンシャルを持ち、モータースポーツ
チューナー文化に深く根を下ろしたモデルになりました。
その後、2002年に一旦生産終了となり、“大きな穴”が開いた後、2019年にこの第五世代(A90)として復活。
その発表の際、当時のトヨタ社長、自ら “Morizo” というハンドルネームでインプレする姿も印象的でした。
この復活モデルは、BMWとの共同開発というかたちで、プラットフォームやエンジンの一部を共有。
BMW Z4 と同じ生産地(オーストリア・グラーツ)で製造されていたんですね。
トヨタは公式に「2026年モデルイヤーの GR Supra が最終となり、生産は 2026年3月をめどに終了」と
発表しています。

その区切りに当たる、2026年モデルとして「Final Edition(最終記念版)」を発表予定。
シャシー、サスペンション、ブレーキ、空力系などをチューンし、スポーツカーユーザー向けに
特別仕様としています。
でも、なぜ「終わり」なのか?
スポーツカー市場そのものが縮少傾向にあり、特にガソリン・スポーツカー(FR・大排気量など)は
コスト、環境規制、需要の観点から厳しい状況にあります。

同時に、SUV/クロスオーバー、電動化(ハイブリッド/EV)/新世代プラットフォームへの
シフトが進んでいて、メーカーとして“量販”と“効率”を重視せざるを得ない状況です。
排出ガス・燃費規制、環境意識の高まり、安全規制の進化など、スポーツカーにとって“設計コスト
“適応コスト”が上がっています。
現行の、第五世代 スープラ は BMW との共同開発/流用部品も多い構造でしたが、
「次世代はトヨタ独自開発」
「ハイブリッド化」などが噂されており、既存モデルの延命では将来的な適合が難しいという
見方がありました。
A90型 スープラ が 2019年発表、2020年モデルとして市販され、既に5年以上が経っています。
通常のモデルライフとしては“後期”に差し掛かっており、刷新が合理的と捉えられていました。
そこで、「最終版」に向けた演出を行うことでブランド価値を高め、将来モデルへの期待をつなげる戦略とも
読み取れるかもしれません。

トヨタ自身が “後継モデルの可能性” を示唆していて、例えば「次世代 スープラ は 2.0 L ターボ+
ハイブリッド仕様」という噂もあります。
この“終わり”を機に、次の スープラ を予告する新しい挑戦=ハイブリッド、電動、あるいは新しい
プラットフォームというものがスタートするかもしれません。
スポーツカーファンとしてもワクワクする部分ですよね。
そして、2026年モデル/Final Editionのポイントとしては、
この世代の “最後” を飾るモデルとして、Final Edition は注目すべき内容です。
シャシー強化、サスペンション調整、ブレーキアップなど、ドライビングフォーカスの
強化が図られています。
エンジンは 3.0L 直6 ターボを中心にデザイン的には限定色、専用装備
(カーボンパーツ、マット塗装、スポーツシートなど)が設定され、
コレクターズアイテム化する可能性もあります。
このモデルを「最後のガソリン車 スープラ」として位置付ける向きもあり、
将来的に価値が高まる可能性があります。
もし「いつか乗りたい」と思っているなら、この最終モデルを検討するのも一つの手かもしれませんが・・・
「高そう・・・・」

やはり、限定性+人気モデルですので、価格・在庫の面で動きは早いでしょう。
そして今後、トヨタがスポーツカー/ハイブリッドスポーツカーにどう取り組むかも気になるところです。
今後は “ガソリン・FR・直6” という従来の枠を超えて、新しい形が見えてくるかもしれませんね。
今回の生産終了発表は「終わり」であると同時に、「次へ向かうための区切り」でもあると感じますね。
スポーツカーというジャンル自体が変わりつつある今、スープラの存在は“過去形”ではなく、
“変化の象徴”としてこれから語り継がれていくのでしょうか。
それでは、また次回です。