バッテリー上がりの連絡を受けて、現場に到着すると意外な結果が!
車を運転していると、突然メーターパネルに赤いバッテリー警告ランプが点灯してドキッとした
経験はありませんか?

実はこのランプ、単に「バッテリーが弱っている」というサインではなく、
電気系統全体の重大な異常を示す可能性がある非常に重要な警告灯なんです。
みなさん、こんにちは。
先日、弊社のお客様からの連絡で「バッテリー上がりで、路上で車が止まってしまったので直ぐに来てほしい」
と電話連絡を受けたことがありました。

幸い、弊社から車で5分足らずの近い場所にいらっしゃったので、比較的素早く対応をさせて頂きました。
「バッテリー上がり???」
よくよく、お客様から不具合発生までの経緯をお聞きすると、
数日前からバッテリーの赤いランプが点いたり消えたりしていたとのこと・・・・
ということで、赤色のバッテリーランプの点灯についてまとめてみました。
車の赤いバッテリーランプは、バッテリーと発電機(オルタネーター)の充電系統の異常を
知らせるためのものです。
正常時はエンジン始動後に消えますが、走行中に点灯する場合は、発電ができていない=バッテリー残量
でしか走行できない状態です。
⚠走行中に点灯する主な原因
原因 | 詳細 |
---|---|
オルタネーターの故障 | バッテリーを充電できず、電装系が停止する危険 |
オルタネーターベルト切れ・緩み | 発電機が回らなくなり、突然エンストする可能性 |
バッテリー寿命 | 急激な電圧低下により警告ランプ点灯 |
配線や端子の接触不良 | 走行時の振動で一時的に接触不良になることも |
電装系の過負荷 | エアコン、ライト、オーディオなど同時使用で電力不足 |
☆赤いランプが点いたら先ず、安全な場所まで速やかに移動して高速道路ならSA・PA、一般道なら
コンビニ駐車場など安全に停められる場所へ移動。

☆エンジンをむやみに停止しない
エンジン再始動ができなくなる可能性があるため、エンジンは動いているうちに整備工場やガソリン
スタンドまで移動を試みます。
☆バッテリー端子・ベルトを確認
ベルト切れ・緩みや端子の腐食がないかをチェック。自力で対処できない場合は触らずに
ロードサービスを呼びましょう。
走行中に赤いバッテリーランプが点灯した場合、ほぼ確実に点検・修理が必要です。
「まだ走れるから大丈夫」と放置すると、走行中に電装系が落ちてハンドルやブレーキの補助が効かなくな
る危険があります。
📝まとめ
走行中の**バッテリー赤ランプ点灯は「電装系統の緊急事態」**です。
エンジンが動いているうちに安全な場所まで移動し、すぐに整備工場やロードサービスに連絡することが
最善策です。
日常点検を怠らず、もしものときに冷静に対処できるよう、この記事を覚えておくと安心かもしれません。
お盆休み前に、お車の点検でお近くのディーラー店に連絡してみてはいかがでしょうか?
それでは、また次回です。