この、お知らせメッセージの放置が危険です! 自動ブレーキの誤作動について。
近頃、主流になってきた「自動ブレーキシステム」
トヨタ車では”トヨタセ-フティーセンス”と呼ばれ、歩行者や物を検知して危険回避をしてくれる
優れものです。
センサーが感知すると、ピピっと警告アラームが鳴った後にガン!っと強い衝撃でブレーキが作動します。
けっこう、びっくりします。
今回、お話したいのはこの自動ブレーキに使われているセンサーカメラについてです。
特に冬の寒い朝、屋外に駐車している車のフロントガラスが凍結していることがよくあります。
そのまま、エンジンを掛けて走行するのは危険なので、ガラスにぬるま湯を掛けたり、氷を溶かすスプレーを
噴射したり、みなさん独自に対策をしていると思います。
フロントガラスの中央上部に、自動ブレーキのセンサーカメラが付いている車の場合
もし、凍結した部分がこのカメラに被ってしまっているときは、運転席前のインフォメーションモニターに
”前方カメラの汚れを拭き取って下さい”なるメッセージが表示されます。
この、メッセージが出た場合は必ずフロントガラスの汚れ、カメラに被さっている氷などを拭き取って下さい
必ずです! もし、そのままメッセージを放っておくと場合によっては自動ブレーキが反応して
誤作動してしまいます。
大変危険です。
実は、先週私もこの体験をしました。
朝、仕事に出かける際に車に乗って、エンジンを掛けて走り出すと間もなくして
インフォメーション画面に「前方ガラスの汚れを拭き取って下さい」とメッセージが表示されました。
私は、このメッセージを、ハンドル部にあるステアリングボタンの”戻る”ボタン(↵)を押して
無視を続けました。
自宅を出て5分ほど走った所に、電車の高架があり(短いトンネル)そこに進入したところで、
警報アラームが”ピピッ”となり、次の瞬間「ガツンッ!!!」と強い音と同時にタイヤがロックしたか
のように急ブレーキが掛かりました。
幸い、事故には繋がりませんでしたが、大変怖い思いをしました。
もし、これが高速道路を走行していたり、周囲に車がたくさんいる道路上で自動ブレーキの誤作動が
起これば、大きな事故になる可能性も十分にあります。
正常に作動して使えば安心便利な”衝突回避ブレーキシステム”
フロントカメラのセンサー部の「お知らせ」には十分にお気を付けください。
是非、ご参考に。