冬なのに、燃費が悪くなっている? いったいなぜ??
エアコンを付けると「燃費が悪くなる」
というのは、みなさんご存知だと思います。

それとは逆に、冬の寒い日に暖房を付けるのは一般的ですが、
「暖房と燃費は関係ない」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
今回のお話は「ハブリッド車」や「EV車」に限っての事です。
ガソリン車に関しては、暖房を使っても燃費には関係してきません。
但し、ガラスの曇り止めを防ぐ為に「AC」ボタンを押してしまうと
ガソリンを使用してしまうので話は別になってきます。

では、ハイブリッド車やEV車はなぜ、暖房の使用でも燃費が落ちてしまうのかといいますと、
「エンジンの熱を保ちにくい」というのが大きな理由の1つです。
”エンジンの熱?”
ご存知の通り、ハイブリッド車は走行条件によって「エンジン」と「モーター」を使い分けています。
基本的に暖房の温かい空気はエンジンの熱を使って作られますが、モーターが使われている「EV走行時」には
エンジンの熱を使えません。
ですので、EV走行時には「温かい空気」を作る為に別の装置が働きます。

そこで、ガソリンが使われてしまうのです。
ということで、「燃費がいい」というイメージのハブリッド車ですが、暖房を使用すると燃費が
低下してしまうのは、このような理由があるのです。
私も、ハブリッド車を普段乗っていますが、体感として暖房を使わない時と比べて”約10%”近く
燃費がダウンするイメージです。
それでは、ハイブリッド車の「暖房使用の燃費対策」ですが、
これと言って実用的なものはありません。

例えば「厚着をして寒さに備える」 「エンジンが温まってから暖房スイッチを入れる」
「暖房の温度を下げる」など・・・・・
えっ? って感じですよね。
まあ、ハイブリッド車もEV車も”一長一短”あるとうことです。
それでは、また次回です。